ナンピンというのは、上がると見込んで買いを入れたところ逆行して下がっていったときに損切りせず、更に買いを入れて平均取得単価を下げていくことを言います。
ナンピンは絶対にやっちゃいけないというわけではないと考えています。
しかし、投資初心者の方がやってしまうとほぼほぼ高確率で資産を失うことになりうるでしょう。
根拠がないなら注文するな
これです。初心者の方ってファンだとかテクニカルとか気にせず「なんとなく上がりそうだから」という理由で注文出しがちだからです。
根拠が無いなら注文するなよって話なんですが、小ロットならいいだろって感じで注文出しちゃうんじゃないかなって思います。
小ロットで注文するからナンピンしちゃいやすくなってしまうんじゃないでしょうか。
例えば、1ロット分の資金があって、0.1ロット注文して買い注文入れたあとに下がっていって0.1ずつナンピン…少しでも上がればプラマイゼロにたどり着けるでしょう。上がったときにはホッとするでしょうね。微々たる利益もしくは微損で済んだことに胸をなでおろす。
これは救われる例です。無意味なナンピンは簡単に資産を消し去ります。
では、下がり続ける局面でのナンピンをすると?
ナンピンするための資金がなくなって自分の意志で損切りもしくは、強制ロスカットを待つことになるでしょう。
つまり、上がる素振りを一切見せずに下落しまくってるところでナンピンしちゃうとマイナスが膨らむスピードがすごい。それに加えて上がるまで指を加えて見届けることしか出来ない。

こんなの地獄でしょw
損切りして逆のポジションを持てたら?
逆行した時点で、損切りして売りポジションが持てたら下がり続ける限り利益なのでウハウハですよね。上がってきたら利確すればいいだけのことですし。
これはほんとに例えばの話なので必ずしもナンピンがダメで損切りが正義ってことじゃないことは理解してくださいね。
初心者はナンピンするぐらいなら損切り
損切りって出来ないものなんですよ。買い注文入れて下がっていったら
「上がれ!上がれよ!上がるはずなんだ!」
こう思ってしまいませんか?
でもね、値上がりしてるときって逆の思考になります。
「もう上がらないよな…いつ落ちるかわからないし今のうちに利確しよう…」
損してるときに熱中して、利益が出ていると不安になる。
文字にするとバカじゃないの?って思いませんか?
でも実際にこうなる人は多いんです。だから勝ち続けれてる人が少ないんです。
ナンピンは相場がそこそこ読めるようになって、自分の中で根拠がある状態でやるようにしたほうがいいです。
私自身ナンピンで火傷しましたから、今では損切りを意識しています。
損切りして、逆ポジションを持つか静観してエントリーするタイミングを狙う。
一番の正解が何なのかはわかりません。
正解がないからこそ相場は楽しいんです。
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